タイヤって奴は…のブログ

車やバイクの事...イロイロ書いてます。ゆっくり覗いてね。

スタッドレスの装着を断ったタイヤ屋の話

 

こんにちは

 

今回は年末に起こったスタッドレスをどうしても着けたいお客様VS

 

スタッドレスをどうしても着けたくないタイヤ屋をお送りします。

 

年末の年末、12/30の大掃除の真っただ中に一台のエクスプローラ

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が来店されました。

 

初めて来店されたお客様でした。

 

スタッドレスタイヤを装着して欲しいと来店されました。

 

ホイールが着いているスタッドレスタイヤだったので

 

作業時間もそんなに掛からずに出来ると思い快諾しました。

 

しかしこのエクスプローラー初めて来店したのでここでの

 

作業履歴がありませんでした。

 

履歴が無くてもお客様がどうしても今日スタッドレスを装着したい

 

とおしゃったので、作業を進めました。

 

作業を進めてる途中でナットが1本どうしても外れませんでした。

 

いくらインパクトの力を強めても外れません‼‼‼‼

 

当時でタイヤ歴10年以上の感でわかりました、このまま無理に

 

ナットを外そうとすればボルトが折れる‼‼‼‼‼

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ボルトが折れてしまった場合、ボルト交換は整備士免許がいる為、

 

ディーラーで新品のボルトを用意していただいて交換作業をディーラー

 

に依頼しなければなりません。しかし今日は12/30です。

 

ディーラーはやってません…

 

もし折れたまま走行したら、1本だけナットが着いていない

 

状況になります。

 

そうなるとそのナットが着いていない箇所に負担がかかり

 

残り4本のボルトまで折れてしまう可能性があります。

 

すべて折れたら脱輪…それこそ空飛ぶタイヤです。

 

脱輪したのがもしも高速道路上だとしたら大惨事です。

 

もしもの事が起こってからでは遅いと思いお客様に

 

1本ナットが外れないので…

 

と大惨事の話まで説明させて頂いて、夏タイヤに戻し

 

お帰り頂きたいとお願いしました。

 

しかしここでよくあるタイヤ屋目線と一般の方の目線が大きく

 

違い、お客様からすればたかが1本折れたくらいで…と安易に

 

考え折れても良いから着けてくれと依頼をしてきます。

 

しかしタイヤ屋としても大惨事になるかもしれないのに

 

装着するわけにはいきません。

 

ここでお客様とタイヤ屋との押し問答が続きます…

 

最後にタイヤ屋として「年始からお客様の葬儀に参加したくないので

 

今日はお帰り下さい」と言ったらお客様も素直に応じて頂けました。

 

そのお客様は年を明けてからディーラーでボルト交換と

 

スタッドレス交換をされたようでした。

 

最初からプロの話は素直に受け止めて頂きたいです。