ナゼか前がすぐ汚くなる! 輸入車のフロントホイールが「黒く」なるワケ
輸入車が汚れやすい理由はブレーキパッドの素材にある
輸入車オーナーの悩みのひとつが、フロントホイールが汚れやすいことだろう。洗い流してもすぐに真っ黒になってしまうし、リヤはあまり汚れないのに、フロントだけというのも非常にみっともない。両方汚れたほうがいいとは言わないが、アンバランスなのは確かだ。救いなのは水で簡単に落とせることなのだが、そもそもあの汚れはなぜ発生するのだろうか。輸入車に多いのも気になる。
発生源はブレーキで、いわゆるブレーキダストが付着したもの。フロントだけ汚れやすいのはサイズがそもそも大きいのと、ブレーキをかけたときに前荷重になって高い負荷がかかるからだ。
そこで気になるのが、日本車はなぜほとんど汚れないかということ。理由は素材の違いにある。日本車のブレーキパッドはNAO材と呼ばれる素材を使用している。これは禁止されているアスベストを使用していないノンアスベスト素材で、有機化合物が主成分だ。NAOとはNON ASBEST ORGANICのそれぞれの頭文字から成り、その特性をよく表している。
一方の輸入車用のブレーキバッドは、NAO材にさらにスチール成分をプラスしたもので、純正の場合はその割合はだいたい30%以下となっている。これをロースチール材と呼び、配合割合がそれ以上になるとハイスチール材と呼ぶ。ちなみにハイスチール材が、チューニングバッドでよく言われるセミメタリックタイプとなる。
スチールを配合しているので、ローターに対して食い込む形となって、効きはよくなる。ローターも日本車より柔らかい素材を使用しているので、なおさらだ。ただ、パッドとローターが削れやすくわけで、これが大量のブレーキダストにつながっている。
一方で、鳴きやすくもあるし、やはり輸入車は速度域が高くて、しっかりと効くのを重視しているから採用している。いわゆる攻撃性が高いのでメンテナンスコストもかさむが、頻繁な交換を前提としているから、輸入車の純正パッドやローターは驚くほど安かったりする。
日本車は逆に鳴きはクレームになりやすいし、長寿命が優先される。速度域も低いので、攻撃性を高めてまで効きをよくする必要もない。このように棲み分けというか、採用の理由に違いがある。ただ、ロースチール材のほうがブレーキをかけたときのフィーリングはいいので、最近では走りにこだわる一部の車種ではあるが、日本車への採用も進んでいる。
近藤暁史
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そう!!!!!
輸入車ってフロントホイールが直ぐに真っ黒になる!!!!
国産車では考えられない黒さになる。
しかしあの黒いのはブレーキダスト…ブレーキが良く効いている証拠だ。黒くなる原因は↑に書いてあるが、実は欧州車と日本車の考え方の違いがあるのだ。
日本車は見た目・整備性が重視される事が多い、もちろん安全性や操縦性は高レベルで実現しているが、それでも見た目や整備性を重視する傾向がある…
国産車でフロントホイールが黒くなってるとクレームに繋がるからだ…
しかし欧州車は車の性能が差重要視される傾向にある…フロントホイールが黒くなって見た目が悪くなるより車が安全に停まった方が良いでしょ?という考え方だ…
汚くなったらこれを吹きかけてみて↓直ぐに綺麗になるよ
欧州車はドイツにアウトバーンというスピード制限のない高速道路がある為性能重視になるのかもしれない…
ブレーキが良く効く理由はブレーキパッドとブレーキローターで車を停めている…その為ブレーキパッドを交換する際はブレーキパッドだけではなくブレーキローターも一緒に交換しなければならないので、国産車と比べると割高になる…
デメリットはブレーキ交換が高くなるのとホイールが汚れる…
良く効くけど汚れたり高い欧州車だが日本でその性能が必要か?と問われればそこまでの性能はいらない様にも感じる…