こんにちは
今回はタイヤを取り付けるナットについて国内メーカーだけですが説明していき
たいと思います。
実はホイールを車に取り付けるナットがメーカーによって違う事知ってますか?
このナットを間違えると脱輪事故に繋がるので、スタッドレスの取り付け等の時に
間違えないように見て行って下さい。
ナットサイズの見方が下の図です。↷
ホイールとの接地面は↓の図のように3種類に分かれます。
まずはメーカーによってナットが何が付いているのか説明していきます。
●トヨタのナットはM12xP1.5 21HEX です。
アルミホイールの場合下の図のような平面タイプのナットが付いてます↷
この図ようにナットにワッシャーが付いてます。
ナットの形状が特殊なので、トヨタ純正アルミホイールでなければ
ナットも着かないので、車にも装着できません。
スチールホイールはテーパータイプの形状をしています。
●日産はM12xP1.25 21HEX テーパータイプになります。
サイズ的にトヨタと違うのはナットのピッチが1.5→1.25になってます。
ピッチが違うので共有はできません。
形状としては↓のずの様になります。↷
ニッサンの場合はスチールホイールでもアルミホイールでもナットが
かわりません。
ナットの形状が社外ナットでも使えるという事はナットさえ変えれば
どのメーカーの車にも装着できるんです。マルチ型なんです。
その為昔は32GT-Rのアルミホイールが盗まれ、トヨタのチェイサー
等に取り付けられていました。
●ホンダはM12xP1.5 19HEX 球面タイプになります。
ホンダのナットの特徴はホイールとの接地面が球面になってるんです。
ボルトサイズとピッチだけならトヨタと一緒なのですが、ホイールと
接地面が球面になってるので、ホイールが使えないので互換は難しいです。
接地面が球面になってることがかなりの混乱を招いているのです。
本当のプロはホンダのナットが球面なのを知っているので、ホイール付の
スタッドレスを付ける時にはナットを替えるのですが、知らない人は
そのまま装着してしまいます。このナットを間違えてしまうと、下の写真を
みて下さい。
球面の接地面に一周リングのような跡が着いてるのが見えると思いますが
このように接地面が極端に少なくなり、最悪ナットが外れてタイヤも外れて
脱輪事故に繋がるのでご注意下さい。
●三菱自動車はM12xP1.5 21HEX になります。
アルミホイールはトヨタと一緒の平座タイプのナットと普通のテーパー
タイプのナットがあり、車種によって変わります。
スチールホイールはテーパーナットが付いてます。
これはトヨタと一緒ですね。
●マツダM12xP1.5 21HEXだったのですが、21HEXが17HEXに変更して
来ています。まだ変更途中なので、車種の違いではなく車の生産時期
によって変わっています。なので購入時期が遅くてもメーカーに在庫
していた車両だと21HEXの可能性がありますのでご注意下さい。
これは21HEXの写真になります。
ですがアルミホイールもスチールホイールもテーパータイプのナットが
着いてますので、凡庸性はあります。
●ダイハツはM12xP1.5 21HEXになります。
ダイハツは皆さんご存じのトヨタの子会社なので、トヨタと全く一緒
になります。
●スズキはM12xP1.25 19HEXになります。
スズキはアルミホイールとスチールホイールの両方ともテーパータイプになります。
昔は17HEXでしたが20年以上昔の車なので、19HEXだと考えて良いと思います。
●スバルはM12xP1.25 19HEXになります。
スズキと一緒ですね。
スバルはアルミホイールもスチールホイールもテーパータイプの
ナットが使われております。
しかしスバルで気を付けなければならないのが、ボルトが非常に
貧弱です。他の車種では全く気にしなくても良いくらいのちょっとした
力の入れ方が少しでもズレるとボルトがナメます。もちろんナメたら
二度と外せません。ボルトを折るしかないのです。
スバルのここが一番厄介です。
各メーカーで載せたナットはあくまで基本仕様になります。一部車種では
違うタイプナットが付いている場合もあります。
そしてメーカー間で名前を替えて売ってる車、OEM車両がある例えばスバル
のBRZをトヨタで86として売っている。この場合は開発生産しているスバル
に帰属するので、トヨタ車であっても車の中身はスバルなのでナットもスバル
になります。OEM車両はかなりの数があります。これからもドンドン増えると
思うので、ホイール交換される際はご注意下さい。