クルマの「希望ナンバー」人気の番号は記念日! あえてナンバーを選ばない理由は何?
2021/07/20 10:10 くるまのニュース
■クルマの「希望ナンバー」6割以上の人が装着!
クルマの前後に装着されるナンバープレートの文字や数字にはさまざまな意味があります。
上段左の地名はそのクルマが使用される本拠地、上段右は分類番号、下段左のひらがなまたはアルファベットは車両の用途、下段中央の最大4桁の数字は一連指定番号となっています。
なかでも一連指定番号は好きな数字を選べる「希望番号制(希望ナンバー)」が導入されており、最近ではこの制度を利用する人もいるようです。
一体どれくらいの人が希望ナンバーを装着しているのか、くるまのニュースではアンケートを実施して調査してみました。
まず、「クルマのナンバープレートに好きな数字を選べる『希望ナンバー』を装着していますか?」という質問では、「装着している」と回答した人が63.8%、「装着していない」と回答した人が36.2%と、今回の調査では6割以上の人が好きな数字をナンバープレートに選んでいました。
この希望ナンバーは、登録車(一部地域)には1998年5月に導入。1999年5月から全国に広がり、軽自動車は2005年1月から実施されています。
最初の導入から20年以上が経過した現在では、広く浸透していることがわかります。
現在希望ナンバーを選択できるのは、登録車の自家用(白ナンバー)、事業用(緑ナンバー)、レンタカー、軽自動車の自家用(黄ナンバー)です。
ナンバーの種類によって、通常よりも2000円から3000円程度の費用はかかるものの、自分の好きな数字を選べるということで利用する人が多いようです。
次に、希望ナンバーを選択している人に、数字の由来や意味について聞いてみました。
もっとも多かったのは、「記念日」を番号にしているという人で、希望ナンバー選択者の27.4%を占めました。
家族や子供の誕生日、好きなアーティストの誕生日、または結婚記念日をナンバーにしている人などがおり、大切な人との記念日を忘れないという効果も期待できそうです。
次に多かったのは「好きな数字」(24.2%)です。自分にとって好きな数字を取り入れたり、なかには「釣り師だから1091(入れ食い)」「数字自体には意味は無く数字の並びの見た目のデザイン重視」「縁起担ぎで足して16にしたかった」「ヤクルトファンなのでマスコットの背番号」というコメントもありました。
さらに、「車名や型式」をナンバーにしているという人(19.4%)も多く存在。たとえばトヨタ「86」だったら「86」、日産「スカイラインGT-R」だったら型式の「34」など、そのモデルにまつわる数字を選択するという具合です。
コメントでは、「エンジン型式を模したもの 4B11なので4811」(三菱「ランサーエボリューション」などに搭載されるエンジンの型式)、「自分の好きなJRの電車の形式と同じ番号」、「200台限定生産車のシリアルナンバー」などを由来にしているという人もいました。
ほかにも、「前に乗っていたクルマと同じ番号」や「名前の語呂合わせ」、「年齢」をナンバーにしているという声があがっています。
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一方、希望ナンバーを選択していない人にその理由を聞いてみました。
多数を占めたのは、「数字にこだわらない」(44.8%)という意見です。
「ナンバーに意味を求めていない」「クルマがかわればナンバーも変わるもの」「新車を購入するのにナンバーにまで気が回らなかったのと、希望したいナンバーもないので適当で良いと思った」というコメントがありました。
また、「こだわりすぎる性格なので、こだわりすぎるのが辛いからあえてこだわらない」という人もいました。
さらに、「希望ナンバーは不要・面倒くさい」(17.2%)や、「あえて希望せず、その数字との出会いを楽しみたい」(10.3%)、「お金をかけてまでナンバーを希望しない」(6.9%)といった理由もあるようです。