2021年3月23日、日本ミシュランタイヤからクラシックカーをエレガントに演出する「ホワイトウォールタイヤ」が発表された。ミシュランでは1930年代から1970年代の終わりまでに製造された車両に装着可能なクラシックカー向けのタイヤを「クラシックタイヤシリーズ」として取り揃えているが、とくに1950年代から1960年代にかけて活躍したクラシックカーの多くが装着していたホワイトウォールタイヤの復刻をのぞむ声に応えた。
タイトル写真はイメージ。エレガントなホワイトウォールタイヤを装着していたメルセデス・ベンツ 220SEクーぺ(W111/1961年)。
現代のタイヤ技術の下で、当時のデザインを再現して復刻
ホワイトウォールタイヤは1950年代から1960年代にかけて活躍した車両に多く装着されたタイヤで、デザイン性の高さから多くの名車に採用されてきた。
今回発表されたホワイトウォールタイヤは、その当時の車両をよりエレガントに演出するタイヤとしてデザイン性を保ちながら、現代の使用環境に適応したグリップ性能やハンドリング性能、耐摩耗性を実現して復刻したもの。ミシュランでは、タイヤサイズ、トレッドパターン、扁平率を当時のモデルのまま再現することで、自動車文化の伝統を守り続けていくとしている。
タイヤは「ミシュランX」を4サイズ、「ミシュランMXV」を1サイズ、「ミシュランXZX」を1サイズ、「ミシュランXAS」を1サイズ)、「ミシュランXVS」を2サイズの合計5種類で、タイヤサイズは当時の人気車種や有名モデルに多く採用されていた12~15インチの全9サイズを用意する。価格はオープン。