こんにちは。
今日は先日のMichelin撤退の続きです。
Michelinが撤退しBRIDGESTONEのワンメイクになりました。
しかしBRIDGESTONEのタイヤ供給のコスト問題は一切解決していません。
毎年何億と掛けてF1にタイヤを供給し続けました。
いくら世界一売れているタイヤメーカーの
BRIDGESTONEでも限界があります。
ワンメイクに戻って数年がたった頃BRIDGESTONEが
F1からの撤退を発表します。
これで1番困ったのがFIFAです。
次は何処がタイヤを供給してくれるのか、供給してくれるタイヤメーカーを探さなければなりません。
なんとその時に手を挙げたのが韓国メーカーのハンコック…
ハンコックがちょうど世界に向けて名前を売りたい時期と重なった為供給をすると言ったのです。
しかし当時のハンコック…日本でも安物買いの銭失いと言われるようなメーカーでした。
要は安いだけで磨耗は早い…いつバーストするか分からない…と言われました。
FIFAも日本のイメージと同じだったのか、ハンコックタイヤをF1に装着してテスト走行しました。
テストの結果は2周してツルツルになってしまいました。
FIFAも2周しか持たないタイヤはいらないとハンコックを断りました。
しかし他に供給してくれるタイヤメーカーがありません。
そこで条件付きでピレリにお願いする事になりました。
その条件とは決まった種類のタイヤを決まった数しか供給しないと言う事でした。
ピレリからすれば決まったタイヤを作れば良いだけなのでコスト面は最高ですね。
しかしF1チームがタイヤメーカーに作って欲しいタイヤを依頼出来ないのです。
ピレリ側が作ったタイヤを履くしかない状況になってしまったのです。
車のセッティングは勿論コースや天候、気候に左右されるタイヤをその時に合わせて作ってくれなくなったのでドライバーからはピレリのタイヤはダメだ!!!!!と最悪のレッテルを貼られてしまいました。
タイヤメーカーとFIFAとF1チームのそれぞの思いが一緒になる日は来るのでしょうか…