こんにちは
今日もＦ１タイヤについて書いていきます。
先日お話したBRIDGESTONEのＦ１供給の大変さを書きましたが、実はその供給を巡る戦いがありました。
BRIDGESTONEのワンメイクが始まり数年後
世界のTOYOTAがＦ１に参戦する!!!!!とニュースになりました。
その時のワイドショー等ではTOYOTAが参戦してタイヤがBRIDGESTONEでしかもドライバーが日本人ならオールJAPANでＦ１を戦えますねなんて話していました。
しかし世界のTOYOTAはレースに参戦する時には必ずタイヤはMichelinなんです。
ドライバーも日本人ではありませんでした。
本気でタイトルを取りに行くつもりだったと思います。
この時、MichelinもＦ１にタイヤを供給する事になりました。
ようはTOYOTAがMichelinにＦ１に無理やり参加させた感じになります。
これにより各チームはBRIDGESTONEとMichelinが選べる事になりました。
しかし両メーカーともタイヤの供給に掛かるコストに頭を抱えていました。
タイヤメーカーが2つになり数年がたった頃、
Michelinがタイヤを各コースに専用トレーラーで行きその場でタイヤを作ると言い出したのです。
Michelinからすればその場タイヤを供給出来ればいちばん厄介な輸送コストがかからないアイデアでした。
その専用トレーラーでタイヤを作る案をＦ１の主催のFIFAに提案しました。
しかしこの案に文句を言ったのがBRIDGESTONEです。
BRIDGESTONE側は現地でタイヤを作る技術が無いので猛反対しました。
FIFAはBRIDGESTONEの反対に押された感じでMichelinからの提案を却下しました。
却下されたMichelinが今度は大激怒!!!!!
次の年を最後にMichelinはＦ１から撤退しました。
出る杭は打たれるですかね。
ではまた!!!!!
